インフルエンザ

インフルエンザとは?

冬になると毎年猛威をふるうインフルエンザウィルス、知らない人はまずいないと思います。年にもよりますが、インフルエンザは12月前後から3月頃まで猛威を振い、毎年1000万人前後の方が感染すると言われております。早ければ11月頃から、遅いと5月頃まで続くこともあり、その年、その年の流行が重要になります。
このインフルエンザウィルスですが、A,B,Cと3つの型があります。この3つのうち、季節性の猛威を振うのがA型,B型インフルエンザです。C型は感染力が弱く問題になることはほとんどありません。

インフルエンザはA,B,Cと抗原の違いで分ける以外にも、ヘマグルチニン(HA)とノイラミニダーゼ(NA)という2種類のウイルス表面のたんぱく質の違いもあります。特に インフルエンザA型は、HAが16種類、NAが9種類あるため、144種類(16×9)もの組み合わせがあります。そのため一度インフルエンザに罹ったから今年は大丈夫ということは決してありません。シーズン中に1度ならず、2度、3度と罹る患者様のしばしばいらっしゃいます。

 

このインフルエンザの特徴の一つが、強力な感染力です。毎年冬になると家族間、学校や職場など様々な場所で感染が広がっていきます。インフルエンザウィルスは、

  1. 飛沫感染
  2. 接触感染

の2種類の感染経路があります。飛沫感染は分かりやすく、つばや鼻水、咳などで飛んだインフルエンザに感染した人の飛沫を介して感染する経路です。マスクで一定量の飛沫を防ぐことで感染を防ぐことができます。
一方の接触感染とは、インフルエンザに感染している人がくしゃみや咳などを手で押さえて、その手で触った、ドアノブやタオルなどを触ることで感染する経路です。部屋を隔離したりしていてもこの接触感染によって感染するリスクがあります。そのため手洗いが推奨されています。接触感染の多くは手から体内に入ることが多いためです。ただし、マスクや手洗いも完全に防ぐことは難しいです。一番はインフルエンザが流行している時期に症状が出た場合、速やかに医療機関を受診することが大切になります。それでは次にインフルエンザの症状に関してみてみましょう。

インフルエンザの症状について

このインフルエンザの症状ですが、

  • 高熱
  • 体の節々の痛み
  • 倦怠感 (だるさや悪寒、寒気)
  • 頭痛
  • 咳、痰
  • 腹痛
  • 吐き気や下痢
  • 咽頭痛

等多岐にわたります。一方でこれらの症状は、風邪でも起こり得るため症状だけだと判断が難しいです。一般的にインフルエンザの特徴としては、

  • 症状が急激に発症する
  • 38度以上の高熱になる
  • 全身に様々な症状を呈しやすい

となります。インフルエンザウィルスは体内に感染した際は急激に増殖するためこのような特徴があります。しかしインフルエンザウィルスの量が少なかったり免疫力によっては、微熱程度の方や症状が軽度の方もいるので注意が必要です。
倦怠感のみだけど、周りにインフルエンザの人がいたから念のため検査したら陽性だった事例もしばしば経験します。そのため、インフルエンザが流行している時期に症状だけで風邪と決めつけるのは非常に危険です。

またこのインフルエンザが流行する時期は、ノロウィルスなどの胃腸炎が流行る時期です。しかしインフルエンザB型は腹痛や嘔吐・下痢など腹部症状が出ることがあるため、インフルエンザの可能性も考慮する必要があります。

 

インフルエンザの症状が重度の場合

  1. インフルエンザ肺炎
  2. インフルエンザ脳症

といった危険な状態まで悪化する可能性があります。それぞれに関してですが、

インフルエンザ肺炎

肺炎は気道を通って肺まで炎症が起きた状態を言います。インフルエンザ自体が肺炎を起こすこともあるのですが、それ以上に多いのが他の細菌の二次感染です。インフルエンザの炎症が非常に強くて、免疫細胞がインフルエンザと戦っている間に、他の細菌に感染してしまうことがあるのです。発熱以外に激しい咳がある方は、肺炎まで進行しているかどうか確認することが大切になります。

特に注意が必要なの方が、

  1. 喘息やCOPD(肺気腫)などの慢性呼吸器疾患がある方
  2. 糖尿病や自己免疫疾患などで免疫力が低下している方
  3. 高齢者の方

などです。肺炎は数日で急激に悪化して、治療が遅れれば酸素投与が必要になったり、場合によっては命の危険がありえる病気です。そのため早期発見のためレントゲンを撮影することが重要になります。 詳しくは肺炎のページをご確認ください。

インフルエンザ脳症

インフルエンザ脳症は、小児の方、特に1~5歳の幼児におこりやすい重篤な症状です。インフルエンザが脳まで感染してしまうことで、

  1. けいれん
  2. 意識障害
  3. 異常行動

等を認めることがあります。熱自体による熱性けいれんなどの可能性もありますが、いずれにしてもインフルエンザ脳症まで至っている場合は、小児科が対応できる総合病院に大至急、受診することが大切になります。

当院のインフルエンザの迅速検査について

インフルエンザかどうか判断するためにインフルエンザ迅速キッドが発売されています。当院でもこの迅速キッドを用いて、患者様がインフルエンザかどうか瞬時に診察するようにしています。インフルエンザが流行している時期の発熱では積極的に検査を行えればと思います。一方でこのインフルエンザの迅速には、色々な質問や、クリニックによる方針の違いなどもあります。そのため当院のインフルエンザの迅速検査でよくある質問および特徴をまとめさせていただきました。

インフルエンザは発熱後何時間あけなきゃいけないの?

当院はインフルエンザで新しい迅速キッドを使用しているため発熱直後でも問題ありません。いつでも受診してください。

インフルエンザで一番問題あるのが、発熱してから何時間後に検査を受けにいくかです。人によっては『発熱直後だからインフルエンザの検査しても無駄だよ』と言われて検査できなかった経験あるかと思います。一昔前は発症直後ではまだインフルエンザウィルスが十分量増量しきれていないため、インフルエンザ迅速検査しても意味がないとされていました。しかし近年新しいインフルエンザ迅速キッドも登場しており、発熱後でも高い感度で、インフルエンザを精査することができるようになっています。当院が使用するインフルエンザの迅速キッドの精度が以下のように示されています。

医学と薬学 第72巻 2015年9月1595-1602 原 三千丸らの論文より作図

こちらの結果は当院の使用しているインフルエンザの迅速キッドとリアルタイムPCRの結果の一致率を示したものです。リアルタイムPCRとは、検体を遺伝子レベルで解析したもので最も精度が高い検査になります。つまりこのリアルタイムPCRが陽性ということは確実にインフルエンザであることを示しています。この試験結果では、新しいインフルエンザ迅速キッドとリアルタイムPCRの一致率がどの時間帯でも90%以上超えていることになります。特に重要なのが3時間『以内』でも93%と高い数値を示していることです。

この結果をみていただくと、遺伝子レベルで解析した結果と簡易キットで検査した結果の陽性一致率は、どの経過時間でも90%以上を超えていることになります。

特に3時間『以内』で93.6%という結果は、非常に重要です。3時間『以内』ということは、1,2時間または発熱直後の症例も含めたうえでの結果になります。発熱してからの時間によらず、常に高い精度でインフルエンザ迅速検査の陽性一致率が90%以上というのは、非常に信用できる結果になります。そのため、当院で使用している簡易検査キットでは発熱直後でも陽性率が高いため、発熱間もない患者さんでも積極的に検査を受けていただいています。実際発熱してから〇時間というのは曖昧なことも多いです。熱が測る前から実は高かった可能性もあるからです。ぜひ、発熱時間を気にせず当院を受診していただければと思います。

インフルエンザ迅速検査は痛い?

痛いと思って怖がったり、動いてしまうと余計痛くなります。基本的にはくすぐったいことが多いですが、苦手な方はご相談ください。

インフルエンザ迅速検査は、綿棒を両方の鼻に入れて検査するように添付文章では記載されています。そのためどうしても、不快な症状が残ります。当院ではインフルエンザの迅速検査のそれぞれのキットに関して勉強会を開いております。最近のインフルエンザ迅速キッドは患者様に不快にならないように様々な工夫がされています。その様々なキッドの綿棒の中でも、細くて、柔らかい、患者様に不快が少しでも少ないものを、毎年院長である私が経験したうえで選択しております。またインフルエンザの綿棒を鼻腔の奥深くに突き刺すのではなく、鼻腔に沿って周りをなでるように擦ることでも十分に検査ができるようになっているため、ほとんど痛いというよりは、くすぐったいに近い感覚になります。

ただし、

  • 痛みに敏感かどうか
  • 鼻腔の狭さ
  • 動いてしまうかどうか

等でどうしても感じ方は変わってきます。やはり痛みを感じることは一定の確率でありえます。ただしインフルエンザ迅速検査は痛いものと過度に怖がると、痛みに敏感になることが多いです。また、動いてしまうとそれによって鼻腔の奥に行ってしまい痛くなることがあります。数秒ずつで検査も終わるのでぜひできるだけリラックスして受けていただければと思います。ただお子さんやどうしてもインフルエンザ検査が苦手な方はご相談ください。
感度が下がってしまうのを納得していただいたうえで、片鼻で検査するか検討いたします。

隠れインフルエンザは検査できるの?

検査することは可能ですが、感度に関しては不透明なところが多いです。

症状が軽度、もしくは熱がなくても、周りにインフルエンザの方がいたり、今後大事な用があるとのことで、インフルエンザ検査をご希望される方もいます。当院では患者様のニーズに最大限お応えするようにするようにしているため、ご希望があるのにインフルエンザ検査を断ることは基本致しません。実際に熱がなくてもインフルエンザ迅速検査が陽性の方も経験しています。しかし、先ほどの感度が90%以上というインフルエンザ迅速検査の結果も発熱があったうえでの結果です。発熱がない状態でどこまでの陽性率か調べた論文ではないです。そのため、大切なことは

  • インフルエンザ検査が陰性だから絶対インフルエンザではないと言えない。

ということです。経過をみたうえで発熱や他の症状が出てきた場合再度インフルエンザ検査をお勧めしております。

インフルエンザ検査陰性であれば、インフルエンザを完全否定できる?

インフルエンザを完全否定できているわけではないので、後日再度検査することも検討します。

当院が使用するインフルエンザ迅速検査は90%の陽性率と非常に高い陽性率ですが、残念ながら100%ではありません。インフルエンザ陰性であったとしても、10%前後の確率で実はインフルエンザの可能性が残っているのです。そのため、インフルエンザ流行時期に発熱が治らければ翌日、再度受診して検査して陽性だった事例はしばしばいらっしゃいます。これはどの医院でも言えることですが、インフルエンザ検査陰性だからといっても、流行時期に発熱があれば、翌日再度受診をお勧めしております。

インフルエンザ検査しないで薬をもらえないの?

インフルエンザ検査でぜひ確定したうえでお薬を処方することをお勧めしております。

インフルエンザが流行している、家族もインフルエンザだ、自分も発熱したからインフルエンザに違いないということで検査せずに、お薬ご希望の方も中にはいらっしゃいます。しかし、インフルエンザが流行しているときに発熱したら全員がインフルエンザというわけではありません。冬は他にもいろいろな病気が潜んでいます。インフルエンザ以外にも、

  • のどが痛い→溶連菌
  • 頭が痛い→髄膜炎
  • 咳がひどい→肺炎

だったケースをしばしば経験します。インフルエンザの治療薬というのはインフルエンザにしか効果ありません。そのため急激な発熱なのに意味のない治療をしたことで、効果がないばかりか悪化して、入院になることもあります。ぜひインフルエンザ迅速検査を受けて、確定したうえで適切な治療が行えればと思います。陰性だったけど、きわめて疑わしい方は医師とまたご相談いただければと思います。

インフルエンザが流行していないときも検査は可能なの?

当院は一年中インフルエンザ検査可能です。問診でご希望してください。

インフルエンザは秋から冬に流行して春ごろまで続くことが一般的です。しかし稀に夏でもインフルエンザを発症する方はいらっしゃいます。高熱以外の症状がなく、他の人に移す可能性が知りたいという方は夏でもぜひ当院でご希望ください。インフルエンザ迅速キットは当院1年中あるため、患者様のご希望に応じて柔軟に対応致します。

インフルエンザ迅速検査以外の検査について

インフルエンザ流行時期に発熱なら第一鑑別は確かにインフルエンザです。一方で、インフルエンザ以外の病気にかかっていないか?インフルエンザの合併症がないか?考えることが重要になります。そのため診察したうえでインフルエンザ迅速検査と一緒に他の検査をご紹介することもあります。

ここでは発熱の時の代表的な検査をいくつかご紹介します。

(1)溶連菌迅速検査

喉が痛くて発熱があった場合、当院ではインフルエンザを疑いつつも溶連菌も考えるようにしております。溶連菌は喉が痛くなるうえに高熱を呈する代表的な菌です。この溶連菌は抗菌薬などを投与することで迅速に治せるのですが、抗インフルエンザ薬を投与しても何も意味がありません。溶連菌の特徴ですが、

  1. 咽頭痛はあるが咳はない
  2. 38℃以上の発熱がある
  3. 首のリンパ節が腫れている。もしくはリンパ節を押すと痛む
  4. のどの奥の扁桃腺に白い付着物(白苔)がある

とあります。①、②はインフルエンザでも十分に可能性はありますが、③首のリンパ節が腫れたり、④喉の扁桃腺に膿が付いている場合はインフルエンザより溶連菌の可能性が高くなります。その場合はインフルエンザの他に、お口から綿棒で溶連菌かどうか感染症を精査することも提案させていただきます。もしインフルエンザと溶連菌の混合感染の場合、非常に重篤になるためです。また溶連菌の場合は、溶連菌に効果のあるお薬を処方しないと改善が見込めません。

(2)胸部レントゲン写真

発熱があって激しい咳をされている方はインフルエンザ迅速検査の結果を待っている間に胸部レントゲン写真をご提案させていただいております。先ほど記載したようにインフルエンザが肺まで炎症が広がってインフルエンザ肺炎になった場合は重篤な可能性があります。またインフルエンザと一緒に細菌性感染が混合している場合は、抗インフルエンザだけでなく、抗菌加療が必要になります。肺炎は冬に入院することが多い疾患です。一番はインフルエンザだけを疑って、肺炎の発見が遅れて入院するまで重症化したケースが多いです。そのため咳や痰の症状が強い方はぜひレントゲン検査も視野に入れていただければと思います。

(3)採血検査

① 溶連菌、②肺炎が認められた場合、またインフルエンザ迅速検査が陰性で、他の感染症が考慮される場合は全身状態を評価する必要が出てきます。当院では採血で、

  • CRP
  • 白血球

という炎症反応が、測定後10分程度で結果が出せます。この中で白血球という結果が非常に重要です。インフルエンザはじめとしてウィルスは通常白血球が上がることは少ないです。つまり白血球が上昇していれば、細菌に感染していることを示唆する結果になります。そのため、採血することでインフルエンザ以外、もしくはインフルエンザと合併して細菌に感染しているか当日にすぐわかることになります。

これらの検査はインフルエンザ迅速検査と一緒に全ての方に行うわけではありません。インフルエンザ以外もしくは合併症が疑われる方のみに提案させていただきます。もし自分の症状がそこまでひどくなくてインフルエンザ迅速検査のみ希望の場合はその旨お伝えいただければと思います。

インフルエンザの治療について

インフルエンザ治療で大切なことは現時点で、

  • インフルエンザウィルスを殺菌するお薬はなく
  • インフルエンザウィルスの増殖を防ぐお薬

なことです。インフルエンザウィルス自体は自分の免疫細胞に退治してもらうしかありません。そのため、インフルエンザに治療においてまず大切なことは早期発見・早期治療です。発熱してから48時間以上ですと、インフルエンザウィルスが増殖しきっており、薬の効果が弱いとされています。そういったことから当院では早期発見を目指すべく、発熱後でもインフルエンザ迅速診断を行うようにしております。

インフルエンザ治療でも熱が下がらない場合

せっかくインフルエンザと診断されて治療もしたのに熱が下がらない!!
そんな患者様も中にはいらっしゃいます。大切なことは、まずインフルエンザウィルスに感染すると熱がどうして出てくるかです。熱が出る原理ですが、

  1. インフルエンザウイルスが体内に侵入すると、免疫細胞がインフルエンザウイルスを細胞に取り込み認識します。
  2. インフルエンザを認識した免疫細胞が、サイトカインという発熱を促す物質を放出します。
  3. サイトカインによって、インフルエンザウイルスが侵入したことを体が感知して、脳の視床下部の体温調節中枢が、体温を上げます。

このような流れで免疫細胞の反応で体温が上昇します。ではどうして体温を上昇させる必要があるかというと、

  1. 発熱によって自分自身に異常が起きたと認識する
  2. 発熱でインフルエンザウィルスを退治する
  3. 発熱により免疫細胞がさらに活性化する

等の作用があります。そのため、発熱があるのはインフルエンザ自体が熱を出しているのではなく、インフルエンザをやっつけるために一生懸命ご自身の身体が熱を出しているのです。また、治療でも記載したようにインフルエンザの治療薬はインフルエンザウィルス自体をやっつけるのではなく、インフルエンザウィルスの繁殖を抑える治療薬になるため、最終的には自分の免疫力で治す必要があります。そのためどの論文でも治療薬投与後、72時間(3日)前後熱が続くことが多いです。さらに発熱してから日数が立って、治療が遅れた場合はウィルスが繁殖終えているのでさらに時間がかかる可能性があります。 そのため翌日も発熱が続くことは特別なことではありません。ただし熱が出てだるいのは症状が辛いことからカロナールといった解熱薬を投与して治療することが多いです。

問題なのは、どの位熱が続いたら再受診した方が良いかです。3日前後は、続くのが一般的ですが、5日以上続く場合は様々な可能性を考慮しなければなりません。

  1. 抗インフルエンザウィルスに耐性があるインフルエンザウィルスだった可能性
  2. インフルエンザと一緒に他の細菌に感染してしまった可能性
  3. 感染症以外の病気の可能性

様々な可能性を考慮して診療を再度する必要があります。また、熱が続くと同時に、

  • お腹が痛くなってきた→胃腸炎
  • 咳がでてきた→肺炎
  • 意識がもうろうとしてきた→インフルエンザ脳症

等新たに症状が出てきたり、ひどくなった場合は5日を待たず、すぐに再受診するようにしてください。当院で再度精査させていただき、必要な治療を決めていきます。

インフルエンザで学校や仕事を休む期間は?

インフルエンザは、他の人に移る病気のためしっかりと休む必要がある病気です。インフルエンザウイルスを人に移すおおよその期間は、発熱の1日前から、発熱後5日程度までと考えられています。そのためインフルエンザは、学校保健安全法で第2種感染症に定められていて、診断を受けた際には休むことが義務付けています。

具体的に休む期間ですが、

  • 学校:発熱後5日を経過し、かつ解熱後2日を経過してから
  • 幼稚園や保育園:発熱後5日を経過し、かつ解熱後3日を経過してから

となっております。

学校の休む日数を分かりやすくしたのが、以下の表です。

まず大切なのが受信日ではなく、熱が出た発症日から数える必要があります。
前日夜から発熱して、翌日インフルエンザと診断された場合は、前日夜を0日として数えてみてください。発症後3日目までに解熱すれば6日目から登校可能ですが、それ以上熱が続いた場合は解熱後2日間さらに休む必要が出てきます。

一方で職場の場合は事情が複雑です。学校保健安全法のように法律で規定がないため、職場ごとに規定が異なります。そのためクリニックではなく、まず職場に確認を促しております。

職場で医師の指示に従って欲しいということであれば、当院では学校保健安全法にならって、発熱したあとの5日間は最低でも休むようにして、熱が続く場合は解熱してから2日経過するまでは出勤自粛するように致しています。

もし必要であれば当院では当日にインフルエンザの診断書を記載します。ただし、こちらは自費になるので、+3000円になります。

お子さんの方も解熱して登校許可証が必要な方は後日来院していただければ記載することが可能です。その際はご両親様のみの代理受診でも可能です。登校許可証に関しては、小学生までは0円、中学生は500円となっております。ここに再診料が加わりますのでご了承いただければと思います。

インフルエンザの予防投与について

  • 受験前でインフルエンザにかかるわけにはいかない
  • 家族内でインフルエンザが出た。

このような方の中にはインフルエンザの予防投与をご希望される方も中にはいると思います。

ご自身の希望のどのお薬でも当院では処方することができます。ただし保険では予防投与は認められないため

  • 診察代
  • 薬代

自費になる旨ご了承いただければと思います。

まとめ

  1. 当院はインフルエンザ迅速検査が熱発3時間以内でも90%以上の感度のキットを使用しております。症状が出たらいつでも受診してください。
  2. 当院はインフルエンザ検査は流行時期以外でも可能です。ご希望あればいつでもお伝えください。
  3. 流行時期に発熱がある方全てをインフルエンザのみ疑うことはせず、重症度に応じてレントゲンや採血など全身状態精査することも念頭に置きます。
  4. インフルエンザの治療薬は一辺倒にならず、患者様の年齢、状態、ご希望の中で最適なものを選択するように致します。
  5. インフルエンザの症状が強い方は、点滴加療で解熱薬およびラピアクタ投与で治療することができます。
  6. インフルエンザの症状が良くならない場合も、来ていただければ再精査致します。
  7. インフルエンザの診断書は当日に記載することが可能です。
  8. インフルエンザの予防投与も自費ながら行えます。

インフルエンザは毎年冬に大流行する一大イベントです。他者に移す可能性もあることから、私生活も休まなければなりません。
一番大切なことはインフルエンザの予防接種です。ぜひ、当院としては一人でも多くの方に接種していただければと思います。

また、『発熱から時間がたってないから検査ができない』ということは当院はないので、ぜひお困りの方は受診してみてください。インフルエンザは放置してしまうと、薬が効きづらくなるためぜひ早期発見・早期治療を目指していきましょう。

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