発熱外来を行っていると、コロナの他にインフルエンザの検査をご希望される患者様をしばしば見かけます。
・熱が39℃以上だからコロナよりインフルエンザを疑っている
・筋肉痛や関節痛などがある
・去年似たような症状でインフルエンザだった
等々色々なご意見をいただきます。しかし、実際はインフルエンザ今年の冬は全くと言っていいほど流行ってません。
東京都感染症情報センターでも
となっております、赤線が2020/2021年の流行状況ですが、0に並行して進んでいるのが分かるかと思います。理由としては
・インフルエンザウィルスがコロナウィルスとウィルス干渉している。
・日本に流行するはずであった南半球で流行したインフルエンザが、海外の移動制限の影響で流入していない
等が考えられております。こういった状況を考慮し当院でも今年に関しては
発熱の方はインフルエンザよりもコロナウィルスを疑って精査したほうが良いのでは?とご案内しております。
無意味に患者様に侵襲的な処置および、意義のない費用がかからないようにするためです。しかし、
・小さい赤ちゃんがいる
・介護職のため
等様々なご事情でコロナとインフルエンザ両方検査希望の方も中にはいます。そのような方は医師に伝えていただければ柔軟に対応しますのでよろしくお願いします。実際に当院でも一例インフルエンザの患者様いらっしゃいました。
今年の冬、発熱の方を一人でも救えるように毎日お待ちしておりますのでよろしくお願いいたします。