インフルエンザ予防接種について
インフルエンザワクチン接種は例年、10月1日よりスタートし、ワクチンがなくなり次第終了となります。
インフルエンザワクチン接種費用 4,400円(税込)
※横浜市在住の65歳以上の方は、高齢者インフルエンザ予防接種協力医療機関で接種を受ける場合に自己負担額2,300円でインフルエンザワクチン接種を受けられます。
また、一定の条件を満たしていると所定の書類を用意することで無料の接種を受けられる場合があります。
くわしくは下記のページをご確認ください。
流行を予測して
毎年変わる
インフルエンザワクチン
【2021年度ワクチン】
A:ビクトリア(H1N1)、A:タスマニア(H3N2)、B:プーケット(山形系統)、B:ビクトリア(ビクトリア系統)
【2020年度ワクチン】
A:広東-茂南(H1N1)、A:香港(H3N2)、B:プーケット、B:ビクトリア
当院の
インフルエンザワクチン
接種の特徴
安全性への配慮
感染予防のため、予防接種で使う注射針や容器は、1回使い捨てのディスポーザブル製品であり、安全な接種が可能となります。
痛みを最小限に
当院では痛みを最小限にするために、極細針を使用しています。注射針の太さはゲージの「G」を単位に、数が大きければ細くなります。採血では太めの21G~23Gが使われ、一般的な注射には24G~26Gが使われています。当院では、33Gの極細針を使用し、注射針を刺した際に刺激される痛点をできる限り少なくすることで痛みを大幅に抑えています。痛みの感じ方には個人差が大きいのですが、注射が苦手な方でも比較的少ない負担で予防接種を受けることができます。
痛点について
痛みを感じる痛点は1㎝四方の皮膚に100~200個あり、1㎜四方には平均して2つ程度の痛点があるとされています。当院で使用している極細針は0.26mmですので、痛点に触れない確率が高く、最大でも1つの痛点しか刺激しないで注射をすることが可能です。これによって注射による痛みを軽減できます。
ワクチン接種の際のご注意
接種できない方
- 体調不良の自覚がある
- 体温が37.5度以上ある
- 鶏卵による重度のアレルギーがある
- 1歳未満の乳児
来院時のお願い
- はじめてのワクチン接種を受ける場合には、平日17:30までにお越しください。接種後15分院内にとどまっていただき、体調変化などがないかを確認する必要があります。
- 上腕外側に接種しますので、腕まくりしやすい服装でご来院ください。
- 未成年の方の接種では、保護者と一緒にご来院ください。
- 12歳以下の場合、2回接種が必要になります。接種の間は2~4週間の間隔が必要になりますので、1回目の接種を早めに受けておくと安心できます。
インフルエンザワクチン接種
に関するQ&A
インフルエンザワクチンの接種が毎年必要なのはどうしてですか?
インフルエンザウイルスは毎年、変異を起こして性質が変化することで流行を起こしています。また、インフルエンザワクチンは不活化されていますので、効果が持続するのは接種から5か月程度とされています。こうしたことから、有効な発症予防や重症化予防には、毎年接種を受ける必要があります。
インフルエンザワクチン接種を受けるベストタイミングはいつですか?
例年、インフルエンザが流行しはじめるのは12月頃であり、1~3月にピークを迎えます。
インフルエンザワクチンは接種後2週間経過してから効果を現しはじめ、5か月程度効果が持続するとされています。ピークに合わせるためには、12月初旬までの接種が必要であり、流行の最初からカバーするためには11月中旬までの接種が有効です。また、12歳以下の場合は2回接種を行い、2回の接種は2~4週間の間隔が必要とされますので、1回目の接種を早めに受けておくようお勧めしています。
なお、インフルエンザワクチンはなくなり次第終了となりますのでご注意ください。
インフルエンザワクチンは4価とありますが、どういう意味ですか?
流行するインフルエンザウイルスにはABのタイプがあり、さらにいくつかの種類に分けられます。毎年、流行するタイプを予想してワクチンがつくられていますが、幅広いウイルスに効果を現すよう、A型株(H1N1株とH3N2株の2種類)と、B型株(山形系統株とビクトリア系統株の2種類)の4種類を培養してワクチンをつくっています。4価は、4種類のウイルスに効果が期待できるワクチンということです。
インフルエンザワクチンにはどんな効果がありますか?
重症化を防ぎ、感染予防の効果も期待できます。インフルエンザは、高熱が出るなど強い症状を起こし、肺炎や脳炎など深刻な合併症を起こすことがあります。その結果、重い後遺症を起こしたり死亡したりといった可能性もあります。特に基礎疾患がある方、高齢者は重症化するリスクが高いとされています。
インフルエンザの特徴、予防・治療、ワクチン接種についての詳しい解説は、厚生労働省の「インフルエンザQ&A」をご確認ください。